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インドネシアで開発 シノケンが投資用アパート 3年で100億円事業に

 シノケングループはインドネシアでアパート開発を始める。現地法人を通じて投資用アパートの用地取得から設計、施工、販売後の物件管理まで一貫して手掛ける国内と同じ事業形態で展開する。同社が初めて海外で物件開発に取り組む同国は日本の約2倍の人口を抱え、経済成長が続く巨大市場だ。旺盛な需要を取り込み、3年後に年100億円の売り上げを見込む。
 「桜テラス」のブランド名でデザインにこだわった高品質な単身者向け物件を展開する。このほど首都ジャカルタ中心地で651平方メートルの用地を取得した。4階建てにワンルーム65戸が入る1号物件を2018年2月までに完成させる。
 家賃は月6万~7万円程度を想定し、駐在する日本人や欧米人、現地のエリート層などの入居を見込んでいる。今後もジャカルタ中心部で同様の単身者向けアパート開発を進める。
 1号物件の売却先はすでに決定しているが、国内外の投資家からの高い関心を集めたという。2号物件の開発も進めており、初年度(18年度)は5棟、30億円程度の販売を見込む。その後も開発を加速し、20年までに売り上げを100億円程度に引き上げたい考え。
 シノケングループは単身者向けを中心に投資用アパート、マンションの開発を行っている。用地取得や設計のほか、物件管理、住宅用保険など不動産オーナー向けサービスまで一貫して手掛ける。
 シノケンはマンション開発への投資などを通じて現地での不動産開発ノウハウを蓄積してきた。国内での投資用アパート開発や管理・運営モデルをインドネシア向けに調整する。
 物件の施工は傘下の中堅ゼネコン、小川建設が担う。小川建設はインドネシアに進出している日系メーカーの工場建設などで実績がある。
 同国では建設工事がなかなか進まなかったり、当初の完工予定を大幅に超過したりする例も多い。施工を自前で行うことで、物件開発を着実に進める。

日本経済新聞 2017年5月10日朝刊