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シノケン、バイオマス発電 再生エネ会社に出資 企画・建設から運営一貫

 投資用不動産販売のシノケングループがバイオマス発電事業に参入する。再生可能エネルギー関連の新電力開発(東京・港、小野英伸社長)に出資し、発電所の企画から運営・保守管理まで一貫して手掛ける。2月に始めた電力小売り「シノケンでんき」に続き発電も手掛けることで、成長を見込むエネルギー事業の拡大を図る。
 このほど第三者割当増資で新電力開発株の50%を取得し、関連会社化した。投資額は数千万円程度とみられる。
 新電力開発は太陽光発電など再生可能エネルギー分野で実績を積んだメンバーが2017年に創業した。バイオマス発電所の設置にあたっては同社が建設計画を立案した上で、固定価格買い取り制度(FIT)に基づく設備認定を取得する。その後、国内外の投資家から調達した資金で発電所の建設を行い、竣工後は施設の運営や保守管理を担う計画だ。バイオマス発電で用いる燃料はパーム油や木材チップなどで、海外からの調達を想定している。
 既にFIT認定を受けた第1号案件を抱えており、2年後をメドに日本海側に発電所を建設する。発電所1基あたりの建設費用は40億円程度を見込んでおり、全て投資家からの資金調達でまかなう。
 FITを活用することで、発電した電気は1キロワットあたり24円(税抜き)で20年にわたって売却できる。今後は年4~5件程度のペースで発電所の設置を申請するという。
 シノケングループは2月、自社で販売・管理するアパートやマンション向けの電力供給を目的に、傘下のエスケーエナジーを通じて電力小売事業を立ち上げている。バイオマス事業への参入で発電から売電まで一貫して手掛けられるようになる。将来的にはバイオマスで発電した電気をエスケーエナジーが供給することも想定する。

2017年5月24日 日本経済新聞