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福岡で「サ高住」大型物件を取得 M&Aも積極的推進

 ‐昨年から本格的にスタートした介護関連事業の状況はいかがですか。
 篠原 一昨年、2012年の暮れに介護関連事業の㈱シノケンウェルネスを設立しました。昨年春から、介護サポートや24時間対応の通報、デイサービスへの送迎などを付加した「楽らくプラン」を打ち出し、当社グループの管理物件を対象に比較的健康な高齢者の方の入居を促進し、これまでに約70件の入居実績を上げており、「楽らくプラン」はビジネスモデルとしてグッドデザインも受賞しました。
 ‐「楽らくプラン」については、現在は福岡での展開ですね。
 篠原 東京では板橋区の中古物件を取得、改装して、8月からサービス付き高齢者向け賃貸住宅「寿らいふ ときわ台」として運営を開始しました。
 生活支援サービスはもちろん、食堂、コミュニティールーム(シアタールーム・カラオケ)、大浴場、介護対応機械浴室、高齢者対応浴室など充実した設備で要介護5まで対応できます。近隣の「サ高住」よりもリーズナブルに利用できるため入居者も順調に増え、10月から12月の3ヵ月連続で、日本最大級の介護施設ポータルサイト「HOME‘S介護」で都内の人気施設ランキング1位になりました。
 ‐都内では第2号物件も計画中とのことですね。
 篠原 はい、同じ板橋区でときわ台と同様に既存物件をリノベーションし、デイサービス付き高齢者向け賃貸住宅にします。全46戸で、ときわ台と合わせ東京で101戸になります。
 ‐そのほか介護関連での取り組みは。
 篠原 福岡ですが、年末に東区香椎浜のサ高住「アクアヴィラ香椎浜」を取得しました。敷地面積が1200坪、10階建てで延べ床面積2800坪、全201戸という規模です。共用部分にはイベントラウンジ、レストランを兼ねたコミュニティサロン、男女大浴場、湯上りラウンジなどを備えております。介護職員や看護士を常駐させ、巡回確認サービスを提供し、また病院とも連携して施設への訪問医療を実施するなど、生活支援サービスを充実させ、将来的には施設内でデイサービスも提供できるようにする予定で、将来介護が必要になっても安心して入居していただける施設になります。
 近くには公園やイオン香椎浜SCもあり、生活の利便性も高いエリアで、居室は25㎡と50㎡の2タイプあり、25㎡の家賃は月4万6千円から。食事などサービスを全て付けても12~3万円ほどです。
 ‐今年の見通し、抱負は。
 篠原 不動産の環境がいいからこそ介護事業の投資もできると思いますので、今のうちに基礎固めをしておきたいですね。また、福岡も不動産市況は活況で、都心部はマンション用地がなくなってきている感もありますが、アパート用地はまだ確保できていますし、今は土地オーナー向けに営業をスタートし、毎月契約も上がってきています。今年も底堅く動くだろうと見ています。
 また、M&Aにも積極的に取り組みます。昨年は少額短期保険会社を取得し、今期から利益も出てくるでしょう。今後のM&A案件についても、当社の場合、不動産・建設事業にからむシナジー効果の見込める周辺事業であることは確かです。いくつか構想もあるので近く形になると思います。

2014年1月号