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マンション販売好調でV字回復し、利益確保へ M&A、中国展開も積極推進

‐通期の業績予想を9月に修正されましたが、最終的な見込みとしてはいかがですか。
 篠原 日本振興銀行の破たんによる3億34百万円の投資有価証券評価損を第3四半期で特別損失として計上しましたので、通期の最終利益が8月時点の予想より2億6千万円減って1億6千万円の見込みになりました。しかし本業は順調ですよ。


 ‐営業利益12億5千万円、経常利益8億円の予想はそのままですね。主力の不動産販売ではマンション販売が数字を引っ張っていますが、後半はアパートも数字が上がりそうですか。
 篠原 アパートも10月以降完成してきていますので、最終四半期には数字が入ってきます。不動産事業としては利益が出ますが、アパートだけでみると最終的には収支トントンくらいでしょう。しかし仕込みができていますから来期はアパート販売もかなり良くなると思います。


 ‐アパートの受注状況は。
 篠原 今は東京、仙台、名古屋、福岡で、毎月10棟くらい受注が取れています。受注ベースでは、しっかりと利益確保が出来る状況になっていますが、完工ベースでは来期からですね。


 ‐第3四半期の数字では、在庫が69億円で前期より4億5千万円ほど増えていますね。
 ‐マンション販売の日商ハーモニーが非常に好調ですので、在庫というより、販売用物件が確保できていて来年・再来年の売り上げの材料がある、という意味合いが強いですね。


 ‐管理業務の方はどうですか。
 篠原 件数も増えて今1万15百件ほどになっています。また9月にはM&Aで賃貸管理のシノケンファシリティーズがビルメンテナンス・不動産仲介管理の株式会社ケイビイエムを取得しました。8月までケイビイエムは1千数百万円の赤字でしたが、当社グループ連結子会社化後の10月には月次ベースで黒字に転換しました。
 これからはファシリティーズの清掃業務など今まで外注だった業務を内製化できます。ここ1、2年で軌道に乗せ、それから大きく育てたいですね。


 ‐その他の業務はどうですか。
 篠原 LPガス供給販売事業を筆頭に、それぞれ伸びて、収益も上がっています。


 ‐中国の投資家向けに日本国内の不動産投資を募る取り組みはどうですか。
 篠原 投資実績も毎月出ています。1棟買いはまだありませんがまとめて数物件買われる人もいます。1物件で千数百万円から2千万円、東京では4、5千万円の物件も売れています。8月には中国の旅行会社と提携し、11月末には中国で投資家向けのセミナーも開きました。その中から興味を持たれた方を対象に、日本国内へのツアーも年明け2月ごろ企画しています。


 ‐中期計画については。
 篠原 12年12月までの3カ年計画で、最終年度の目標は売上高210億円、経常利益10億円。利益はリーマンショック前の水準まで戻す計画です。また、この12月には出資を受けていたNISバリューアップ・ファンド2号投資事業組合の解散に伴って株主構成が変わり、これもリーマンショック前と同様、私が筆頭株主に戻りました。

2011年1月号