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奨学金返済支援とカムバック採用

 株式会社シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)は5月17日、優秀な人材の確保を目的に、奨学金返済支援とカムバック採用の両制度を導入した。
 奨学金返済に関する支援制度は、来春入社予定の新入社員を対象に、毎月の返済額の約50%を奨学金支援手当として支給するもの。期間は返済開始月から入社後5年間で、入社5年以内の既存社員も入社から5年間までの期限で同様に支給する。また同時に年3回の賞与支給時や、インセンティブ給支給時の繰り上げ返済も推奨するという。
 同制度は、日本学生支援機構の奨学金制度の滞納者が増加しており、延滞が継続した場合、クレジットカード利用の制限や住宅ローンが組めないなど、奨学金利用者の将来におけるリスクが懸念されていることから、特に入社年次の浅い期間に対して奨学金返済の負担を軽減し、社業に集中できる環境を提供する考え。篠原社長は「当社の若手社員でも約半分が奨学金を利用し、今行っている採用面接においても、多くの学生が奨学金を受けている。そういった層に将来の信用リスクを負わせるのは経済のためにもよくない。5年間に設定しているのは、それまでにキャリアアップして、補助がなくても返済が負担にならないようにしてほしいという考え。当社としては採用面でもメリットがある」と話している。
 カムバック採用制度は、過去、同社グループに勤務した元社員を再雇用するもの。再入社の申し出が増えていることに加え、同社の業容拡大に伴って優秀な人材の確保が求められていることから同制度を立ち上げて積極的に推進するという。
 篠原社長は「基本的に退職した社員を戻す考えはなかったが、退職にもいろいろな事情があり会社の規模も大きくなったことから、今年に入って試験的に実施し、すでに数人がカムバックしている。国の失業保険対策の方針とも合致し社会性もあることから正式に実施することにした」という。

ふくおか経済 2016年7月号