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海外事業を収益の3本目の柱に

トップインタビュー
株式会社シノケングループ
篠原 英明社長


 JASDAQ上場で、アパート販売会社などを傘下に持つ株式会社シノケングループ(福岡市)は、アジアからの投資に力を入れる。4月に香港の現地法人を完全子会社にしたうえ、上海現地法人と協力してアジアの富裕層開拓に乗り出す。篠原英明社長(=写真)に話を聞いた。
(取材・文 江口一樹福岡支店情報部長)


震災の影響は軽微
―東日本大震災の影響は。
 「自社物件の被害はなく、投資家の所有する物件で被害が一部ありましたが、ほとんどが地震保険でカバーできる軽微なものでした。仙台や千葉の物件をフリーレントで貸し出すなど被災者支援も行いました」
 「震災後に心配された買い控えはほとんどなく、2011年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益は前期比70.7%増の3億9600万円を計上しました。とえりわけ日商ハーモニーの販売するマンション販売が好調で利益率が向上しました」

―好調の要因は。
 「ひとえに社員のがんばりだと思います。180棟を販売した全盛期には広告宣伝費に年間3億円をかけていましたが、現在は5000万円ほどしかかけていません。既存客からの紹介が増えているのも理由の1つですが。4月にはグループの力をひとつにするためにグループ企業の東京オフィスを1カ所に集めました。そのせいもあって5月の目標売上高はゴールデンウイーク後の実質10日間で達成することができました」「4-6月は例年売り上げが落ちるのですが、11年12月期第2四半期(1-6月)の経常利益の予想も3億5000万円と上方修正しました。通期予想については、修正しておりませんが、開示可能となった時点で公表する予定です。」


アジアからの投資、3年内に1割めざす
―香港の関連企業、SHINOKEN CHINA LIMITED(以下SHINOKEN社)の全株式を取得して完全子会社にしました。
 「当社はアパート・マンション販売というフロービジネス、アパート・マンション管理やLPガス販売というストックビジネスがありますが、海外事業を3本目の柱にと考えています。SHINOKEN社には上海にシノケン不動産という子会社を持っています。シノケン不動産は今のところ日本人駐在員への不動産仲介が中心ですが、すでに本社の海外事業室の人員を常駐させており、毎月1、2件、中国人からの投資を受注しています」
 「今後は3年以内に総成約件数の10%を中国、台湾、香港などの投資家から受けられればと考えています。もっとも、国内の契約件数も伸びる予定なのでハードルは高いですが」

6月1日号