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【月刊『ふくおか経済』】知的障がい者支援事業者に融資

知的障がい者支援事業者に融資
シノケンウェルネス

 ㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長、以下シノケン)の傘下で、ライフケア事業の㈱シノケンウェルネス(東京都港区、三浦義明社長)は3月、知的障がい者の自立訓練・就労移行支援事業を展開する㈱ゆたかカレッジ(福岡市東区多の津1丁目、長谷川正人社長)と資本・業務提携し、約15%の株式を取得するともに2億円の新株予約権付融資を実施した。
 シノケンが展開するライフケア事業の領域拡大を目的とした取り組み。ゆたかカレッジは18歳以降(自治体判断で15歳以降も可能)の若い障がい者向けに、社会で生活する力を養成する「福祉型カレッジ」を運営、前半2年の教養課程(自立訓練事業)では基礎学力、ヘルスケア、一般教養、経済、文化・芸術等、後半2年の専門課程(就労移行支援事業)では就労実習や企業へのインターンシップを通して就労に必要な知識、技術、適応力を養成している。現在全国に10施設を展開しているが、株式公開も視野に展開のスピードを上げ、今後3年間で30施設程度に拡大する計画。
 シノケンは資金と業務の両面で支援・参画し、ライフケア事業として一体的・効率的に運営をサポートしていく。同社のライフケア事業は、これまでの高齢者向けに加え、今回の提携で知的障がい者向けの教育支援事業にも拡大、今後も社会的ニーズの高い領域を事業化しビジネスとして展開していくという。
 シノケンの篠原社長は「知的障がい者の雇用促進・定着化には、こういう施設でしっかりと自立と就労の訓練をする期間が必要だが、施設の数や社会的な理解の浸透は十分とはいえない。われわれが支援することによって展開を加速できれば、社会のニーズへの対応もスピードアップでき、より多くの方々へのお役にも立てるのではないか」と話している。
 ゆたかカレッジは2018年設立、資本金は1億円、従業員数は約100人、東京3カ所、神奈川・福岡各2カ所、長崎・静岡・埼玉各1カ所、計10カ所の施設で約250人の障がい者に教育支援を行っており、5月には東京に本社を移転する計画。

ふくおか経済 2020年5月号