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【月刊『ふくおか経済』】不動産セールス復調で12月期増収増益見込む

東京23区限定レジリート上場を計画

 ‐9月までの第3四半期決算では、売上高が22%減、経常利益が28%減ですが。
 篠原 当初の予定通りです。主力の不動産セールス事業では、コロナの影響で先行き不透明だったため、一昨年秋ごろまで土地の仕入れを完全に止めていました。その後仕入れを再開したことで、アパートメント、マンションの引き渡しが最終四半期、特に12月に集中する形で、21年12月期は増収増益の予想です。足元では12月引き渡しの予定が11月へ、前倒し気味になっています。
 ‐ほかの事業については。
 篠原 不動産サービス事業では賃貸管理戸数が4万戸を突破し、順調に伸びています。ゼネコン事業も各案件の工事の進捗、新規案件の受注が順調です。エネルギー事業も管理戸数の増加に伴い安定的に成長、介護のライフケア事業も好調です。
 ‐21年も様々な取り組みがありました。前半は2月に放課後等デイサービスの㈱ルミナス設立、6月にはサ高住・デイサービスの「寿らいふ石神井台」開業と、介護分野の動きが目立ちましたね。
 篠原 両方とも東京都内で、ルミナスはライセンスを申請中、今春の開業を目指し頑張っているところです。「寿らいふ石神井台」は、11月にはサ高住の全室入居が決まり、現在満室で運営しています。デイサービスも確実に利用が確保できています。
 ‐7月には不動産のオンライン契約プラットフォーム、トラストDXをリリース、10月にはインドネシアのサービスアパートメント、桜テラス第2号が完成しましたね。
 篠原 現在トラストDXは不動産の売買申し込みと契約がオンライン上でできる仕組みですが、今後さらに機能を強化して、融資申込、決済、登記までできるようにする計画です。桜テラス第2号は昨年末から募集を開始、デイリー、ウィークリー、マンスリーで利用できます。
 ‐一昨年3月に完成した桜テラス第1号の稼働状況は。
 篠原 デイリーの利用が多いですね。企業の長期利用が復活してマンスリーの需要が戻ってほしいところです。また第3号も今春完成予定で、今後の案件は全体的な入居状況等の様子を見てからになりそうです。
 ‐1月から新年度スタートですが、見通しは。
 篠原 不動産セールスは前期末の受注残も多く、昨年よりいいスタートになると思います。また実現した場合、J-REIT史上初となる東京23区限定のレジデンシャルREITの上場を計画しており、それが達成できたら不動産セールスの新たなチャネルとして期待しています。スポンサーとして、物件の開発をしっかりやっていきたいですね。
 ‐そのほか新年度に向けては。
 篠原 そろそろ海外も動いていくのではないかと思いますし、М&Aを推進して収益を積み上げていきたいと考えています。
 ‐直近のМ&Aは。
 篠原 トラストDX開発の関係で去年の2月にコンピュータシステム㈱を子会社化しました。当社の基幹システム関係の業務もありますし、当社以外の仕事もあり、伸びているようで当時より社員も増えています。これから先もDX関係では人が必要になりそうなので、M&Aもあると思います。

ふくおか経済 2022年1月号