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積極的な経営拡大・改善戦略で一段の飛躍目指す

 シノケングループの業績が順調な拡大を見せている。一〇年一二月期に黒字転換を果たしたのに次いで、今一一年一二月期も増収・増益を確保できる見通しだ。同社では一段の飛躍を目指して国内外で積極的な事業展開を繰り広げており、PER一・五倍の株価は超割安といえる状況になってきたといえよう。


 同社は個人投資家等に対するアパート・投資用マンションの販売を中心とする不動産販売事業を主力に、販売したアパート・マンションの管理・清掃を手掛ける不動産賃貸管理事業、グループ会社が販売した物件にLPガスを供給するLPガス供給販売事業、家賃滞納保証業務を行う金融・保証関連業務などを展開する不動産会社。
 投資用アパートは、首都圏・福岡・名古屋・仙台、投資用マンションは、首都圏・福岡といった潜在入居者(需要)が多い大都市圏に限定して販売、フロービジネス(アパート・マンション販売)の拡大がストックビジネス(不動産賃貸管理、金融・保証関連、LPガス供給販売)を押し上げるというシナジー効果が上がりやすい事業を展開していることが大きな特徴であり、同社ではこのシナジー効果の極大化を重要な経営戦略として位置づけている。
 また、もう一つの注目戦略は、去る六月に締結した農協観光並びに、その中国における提携旅行会社三社との業務提携である。この提携により、中国主要都市での日本不動産投資セミナーの開催や、日本不動産の視察を組み込んだ訪日ツアーの企画などを通じて、中国人投資家向けの日本不動産販売事業の拡大を目指すという。
 中国人投資家の動向として、中国不動産市場における投機抑制策の実施の影響等により、利回りの高い日本の不動産に関心が高まっているとのことであり、今後のさらなる成長が期待される事業といえる。
 連結業績については、今一二月期上半期は、売上高九三億五四〇〇万円(前年同期比七・三%増)、経常利益五億七〇〇万円(同二二・九%増)、純利益二億二〇〇万円(同八・一%増)となり、不動産販売事業の好調やストック収益の増加などが寄与し、当初予想を超える順調な業績で推移している。また、受注状況から見て、下半期における不動産販売も好調であることが予想され、増収増益による二期連続黒字の達成が見えてきている。
 さらに、同社の積極的な事業展開の一つとして、グループ内の不動産開発事業の効率化を目指した子会社間の吸収合併が予定されている。九月三〇日付で首都圏でのマンション開発・販売事業を展開する日商ハーモニーと投資用アパートの販売と福岡都市圏での投資用マンションの開発事業を展開するシノケンプロデュースを合併する。本合併により、税効果会計に係る繰延税金資産を約七億円計上する見込みから、通期業績予想における当期純利益を前回発表の四億五〇〇〇万円から一〇億五〇〇〇万円へ大幅に上方修正している。
 今期予想一株当たり利益は、一万二三九四円と急増、株価はPERわずか一・五倍の水準に過ぎない。
 株主構成については、これまで大株主であったファンド系列の持分が、同社によると八月末現在において、ほぼゼロに近い水準まで低下しているとのことであり、大口の売りが一段落した模様である。
 業績好調に加え、上げ足加速要素が潜在しており、安心して投資できる注目銘柄である。

2011年10月号