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業績が回復 4期ぶり復配へ

 リーマン・ショック以降低迷を続けていた不動産業界に底入れの兆しが出てきた。投資用アパート販売など不動産関連事業を傘下に持つ株式会社シノケングループ(福岡市、JASDAQ上場)の業績も回復、2011年12月期に4期ぶりの復配を決めた。篠原英明社長(=写真)に、業績見通しと今後の展開について話を聞いた。
(取材・文 江口一樹福岡支店情報部長)

業績回復、グループ再編で自己資本比率が向上
2011年12月期の業績見通しについて教えて下さい。

「当社グループの事業は大きく分けて投資用アパート・マンション販売のフロービジネスと、不動産賃貸管理などのストックビジネスがあります。フロービジネスではとりわけマンション販売が好調で、2011年12月期第3四半期の同部門の営業利益は10億4500万円となりました」
「一方、ストックビジネスも堅調に推移、同ビジネスの営業利益は5億6500万円になった結果、調整後の損益計算書上の営業利益は、前年同期比29.7%増の12億1200万円になりました」
「今期はグループ再編も行いました。9月30日に、投資用マンション開発・販売事業の効率化を目的に株式会社日商ハーモニーを存続会社とした株式会社シノケンプロデュースとの吸収合併を行い、社名を株式会社シノケンハーモニーに変更しました。その結果、繰延税金資産として約7億円が計上(損益計算書では法人税等調整額をマイナス計上)可能となり、当期純利益が増加し、第3四半期末の自己資本比率は前年同期末の5.4%から15.3%に向上するなど、財務体質は大幅に改善しました。2013年12月期の自己資本比率は20%越えを目標にしています」
「こうしたことから2011年12月期の期末配当を、1株当たり550円実施することになりました。2008年3月期(その後決算期を12月に変更)以来4期ぶりの復配となります」

M&Aで積極攻勢へ
今後の事業展開は。

「アパート・マンション販売のフロービジネスが伸びる分、ストックビジネスも成長します。ストックビジネスのさらなる強化のために昨年9月、ビルメンテナンス会社(株式会社ケイビイエム)を子会社が買収して同社にマンション管理業務を加えて内製化しました。今後は、自社販売物件で年間10棟ずつマンション管理物件を増やしていきたいと考えています」
「また、国内外を問わず、不動産の周辺事業のM&A(企業の合併買収)を積極的に進めていきます」

2011/11/30