社長挨拶

 当社グループは、土地をお持ちでないサラリーマン・公務員層の方々に『資産づくり』を目的としたアパート経営の提案を行い、お客様の『資産形成』の実現をその創業精神とし、投資用アパート経営のパイオニアとして1990年6月に創業致しました。
 その後、グループの成長に対応するため、より効率的なグループ経営を目的としたホールディング制の導入を行い、株式会社シノケングループを純粋持株会社としたグループ体制を構築し、不動産販売事業としてアパート・マンション販売、ゼネコン事業、不動産賃貸管理、金融・保証関連、LPガス供給販売等を各事業会社において展開など、その事業規模及び事業領域の拡大を図ってまいりました。
 近年においては、急速に進行する超高齢化社会に対応するため、介護関連事業にも積極的に取り組み、当社の強みである不動産関連ノウハウを活かした、高齢者の皆様に安心・安全、かつ低価格にご利用いただけるシステム(寿らいふプラン)など顧客ニーズに応じた満足度の高い介護関連サービスが提供出来るよう努めるとともに、新規事業として一般家庭向け電力「シノケンでんき」の販売を開始し、電力の小売事業へ進出致しております。
 これらの取り組みを通じ、おかげさまで、今年で創業27年を迎えます。これも、お客様をはじめ株主様、投資家様、取引先様等のステークホルダーの皆様のご支援の賜物であり、ここに深く御礼申し上げます。

 さて、当社グループの2016年12月期の連結業績のご報告をさせていただきますと、売上高812億94百万円、営業利益105億70百万円、経常利益98億95百万円、親会社株主に帰属する当期純利益66億62百万円となり、7期連続の増収増益とともに、3期連続の過去最高売上高及び5期連続の過去最高益を更新することができました。
 セグメント別に見ると、フロービジネスについては、アパート販売事業において、前期比165.6%増の530棟の引渡実績、マンション販売事業においては、計画どおりに推移し651戸の引渡実績を達成し、いずれも過去最高の販売実績を更新するとともに、ゼネコン事業においても大幅な受注増を達成しております。このほか、不動産管理関連事業等のストックビジネスについても不動産販売事業の好調な販売を受け、確実に利益の積み上げがなされており、安定収益の確保による強固な組織体制を確立しております。

 介護関連事業においては、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、デイサービス、グループホーム及び小規模多機能型居宅介護施設の運営に加え、2016年2月には訪問介護、居宅介護支援事業等を行う㈱アップルケアを完全子会社化した事により介護サービスの事業領域を広げ、介護サービスをワンストップで提供できる体制の充実に取り組んでまいりました。今後も、ご利用者様の目線に立った、より便利で充実した介護関連サービスのご提供が出来るよう、同事業を重点的に推進してまいります。

 また、海外においては、3か国目の海外事業拠点となるインドネシアに現地法人を設立し、同国における不動産市場への進出を果たし、具体的な開発プロジェクトにも着手致しました。当社グループは既に進出済の建設事業とのグループシナジーを発揮することにより、同国における総合不動産業の確立を目指すとともに、引き続き、他のASEAN地域への進出も企図し、海外事業の積極的展開を図りたいと考えております。

 このように、フロービジネスの好調やストックビジネスの利益の積み上げ、新規事業の推進等により、グループ全体として収益基盤の拡充が進んでいることから、2017年12月期の連結業績予想と致しましては、増収増益による創業以来過去最高の売上高及び過去最高益の更新を見込んでおり、売上高1,050億円、営業利益117億円、経常利益110億円、親会社株主に帰属する当期純利益78億円を予想しております。
 また、配当予想につきましては、普通配当金として前期実績である33円から12円増配し、1株あたりの年間配当金を45円(中間22.5円,期末22.5円)とさせていただきました。
 これに加え、2016年12月期に引き続き、更なる株主還元策の一環として、業績達成度合いにより増配される特別配当金を予定しております。具体的には、2017年12月期の通期連結業績予想として経常利益110億円を開示しておりますが、期末時点における経常利益の額が当初予想を超えることが見込まれる場合には、特別配当金として次のとおり期末に増配を実施する予定です。

  • ・当初予想比10%増(121億円)を超える場合・・・ 5円
  • ・当初予想比20%増(132億円)を超える場合・・・10円

 今後も、より一層の株主の皆様への利益還元に努めてまいりたいと考えております。

 今後におきましては、フロービジネスである不動産販売事業、ゼネコン事業をより一層加速させ、不動産管理関連事業を中心としたストックビジネスの拡充を推進し、強固な経営基盤の構築を図るとともに、今後、マーケットの拡大が見込める介護事業、海外事業へも引き続き注力してまいります。
 加えて、不動産関連事業や介護事業をはじめ、既存事業とシナジーが見込めるビジネスについては、積極的にM&Aを活用することによる事業領域ならびに規模の拡大に努めるとともに、電力の小売販売を新たなエネルギー事業として確立し、既存事業であるLPガス供給販売事業と電力の小売事業の両輪により、入居者様、利用者様の目線に立った総合エネルギーサービスの提供を目指すなど、今後も新たな事業分野への積極的なチャレンジを通じて、持続的な成長を実現したいと考えております。

 当社グループは、更なる収益力、安定性の強化による企業価値の向上を目指すとともに、引き続きより安心して取り組める賃貸住宅経営ならびにサービスをご提供できるよう、グループ一丸となって日々の研鑽に努めてまいります。
 皆様方の引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2017年2月

株式会社シノケングループ
代表取締役社長 篠原 英明