COMPANY 社長挨拶

 当社グループは、1990年6月、時はバブル崩壊が始まった激動期に創業いたしました。当時の世の中の社会不安、特にサラリーマン層の退職後・老後の経済的不安を解決したく、「資産づくり」を目的とした、投資用アパート経営の現行モデルを発案・提案し、同ビジネスモデルのリーディングカンパニーとして今日まで29年間の信頼とご支持を頂いてまいりました。
 「人生100年時代」に突入したことを強く意識し、

『アパート経営』のシノケンから、『ライフサポート』のシノケンへ

当社グループはお客様の生涯にわたって寄り添う社会的企業として生まれ変わろうとしています。アパート経営に留まらず、急速に進む高齢化や労働力人口の減少など次々にやって来る社会課題への応答として、様々なライフサポート関連事業を拡大させビジネストランスフォーメーションを進めているところです。

 2018年12月期の連結業績を振り返ってみると、売上高1113億円、経常利益106億円のうち、これまで主力としてきたアパート販売の占める利益構成は約33%で、アパート販売以外の事業で3分の2以上を占めるに至る収益構造まで変化してきました。アパート経営(不動産セールス事業)やゼネコン事業はお客様の生涯設計の中ではスタート時点に過ぎず、高入居率の維持や保証・保険等のオーナー様並びに入居者様へのアフターサービス(不動産サービス事業)、入居者様の生活に関わるインフラ提供(エネルギー事業)、オーナー様並びに入居者様の高齢化に対応した住宅仕様や介護、ホーム運営(ライフケア事業)など、生活・老後に関わるご家族までも含めた安心サービスを拡充していってこそ現代の少子高齢化などの社会不安に応える事業体である、またそうありたいと考えております。

 国外においては2006年より中国進出を皮切りに、現在はインドネシアを中心に事業を展開しています。29年前、「一般的なサラリーマン層でもアパート経営できるシノハラ建設システム」として形成してきた成功モデルを、これら中間層が拡大してきているASEAN各国に輸出拡大していくことを海外戦略の軸とし、現地法人化やパートナー開拓、不動産の開発から、アフターサービス事業を拡大中です。また、日本における人材不足、特に介護要員の決定的不足に対しては、人口が多く就業意欲旺盛な若年労働者層を海外シノケングループ経済圏で確保・育成、日本へ逆輸入できるのでは、などと想像は膨らみます。

 29年間にわたり不動産販売を起点にライフサポート事業を拡大、事業機能や社員数も増加したことを受け、2018年11月に東京に新本社を稼働させました。また当社グループのユニークなビジネスモデルならではのファンドとしてシノケン不動産ファンド「ハーモニーテラス東京1号(HTT-1号)」も順調に高配当を実現し、2019年からはREITの組成も計画するなど、引き続きアセットマネジメント事業も拡大、当社グループ経営を安定的に支える事業基盤として、お客様、株主様、他ステークホルダーの皆様に安心してお付き合いいただけるグループに進化させてまいります。何より社会課題に応える企業でありたい、という創業の精神に常に立ち戻り、国内外シノケンネットワークと事業間シナジーを最大限に活かして企業価値の向上に努めてまいります。

2019年2月

株式会社シノケングループ
代表取締役社長 篠原 英明