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2025.05.08 / メディア情報

【読売新聞】「浴槽レス」シャワーのみ 若者、場所と時間節約 掃除も手軽


 都市部などで浴槽のないシャワーだけの「浴槽レス」の集合住宅が人気を集めている。湯船につかることを重視しないライフスタイルが若い世代を中心に広がっていることが背景にある。

都内の集合住宅

 「湯船につかる習慣が元々ない。余計な掃除が増えないよう浴槽がない物件を探した」。東京都内の賃貸アパートに住む動画配信業の男性(32)は2021年秋、1人暮らしを始める際、「面倒なものをいかに省けるか」を重視した。洗濯物を干す手間を省けるドラム式洗濯乾燥機が置ける、バルコニーや浴槽がないといった条件で12平方メートル(ロフト付き)の物件を選んだ。
 シャワーは毎日使うが、大掃除は不要で、使用後に水滴を軽く拭き取る程度。家賃は6万円弱で、「設備と築年数を考えると割安だ」と話す。
 物件はアパートの企画・開発を行う「シノケンプロデュース」(東京)が手がけた。東京23区に展開する浴槽レスの賃貸アパート「アヴァンド」シリーズは主要駅近くなどにあり、計約1万戸の入居率は98%と高い。チーフデザイナーの北野文朗さんによると、シャワーのみで床面積を抑え、賃料は比較的安価という。「若い世代を中心に需要がある」と話す。
読売新聞 2025年5月8日
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